2021年6月5日(土)に、「 浦川漁協 」が管理する大千瀬川、相川で鮎釣りが解禁されました。解禁日には約50名の方が釣りを楽しまれ、その後も多くの方が友釣りを楽しんでいらっしゃるとのことです。今回は解禁日から約3週間経った6月下旬に今の川の状況を浦川漁協の方に伺ってきました。2021年の稚魚の放流状況などに関しては、こちらの記事をご参照下さい。
浦川漁協 の方が感じる6月の釣れゆきは!?
漁協の方の肌感覚としては、昨年に比べて6月はよく釣れているという印象を持っているとのことでした。またわりや錦橋、小田敷前、河内裏(こうちうら)辺りで釣れている情報を聞くようです。また、今年は下流のサイモン沢あたりでも釣れているという情報も耳に入ってくるとのことです。
まだ6月なので、群れている鮎もいます。朝は群れも大きく、その後、陽が当たっていくと群れも小さくなったりします。できれば、鮎は群れずに1匹1匹が縄張りを持ち、早く大きくなって欲しいと仰っていました。
釣れている具体的なサイズとしては、大千瀬川新橋下流で17~20cmくらい、河内裏のチャラ瀬では、14~18cmくらいの鮎が釣れているようです。7月になれば鮎も成長するので、17〜22cmくらいの鮎が釣れるようになるのではないかとのことでした。
昨年と比べて、稚魚の放流時にポイントを細かく分けたこと、鵜の対策のために爆音機の利用箇所を増やした事が、釣果の上がった一因として考えられるようです。
ズバリ!6月末の川の状況は良い、それとも悪い!?
ズバリ、6月下旬の大千瀬川、相川の状態を伺ってきました。残念ながら今はベストコンディションとは言えないそうです。
6月下旬のは雨が少なく、川の水位が下がっている事を心配されていました。日照りが続くと水位も下がりますし、鮎のエサになる水あかも残ります。水あかがたくさんあると、鮎の縄張りを守るという闘争心が小さくなり、あまり釣れなくなります。
そこで、古くなった水あかを流すために、水位が1m上がるくらいまとまった雨が欲しいそうです。まとまった雨が降ると、古い水あかが流され、新しい水あかが付きます。新鮮な水あかは鮎が競って食べるので、縄張りを守ろうとする鮎の闘争心も大きくなり、他の鮎を追うようになります。そのためよく釣れるようになるとのことでした。
浦川漁協 に最新の情報を確認しよう!!
浦川漁協では、電話で釣り情報を出しており、多い時では1日に100件近くの問合せの電話があるそうです。0539-67-3331にかけると最新の情報を聞くことが出来ます。ただし、回線が限られているため、他の方が情報を聞いていると繋がりません。お手数をおかけして申し訳ないのですが、繋がらない時には少し時間を置いてから、また問い合わせをして頂けるとありがたいとのことです。
また、浦川漁協はFacebookでも定期的に情報を更新しています。Facebookへの登録やログインが必要となりますが、アカウントを持っていらっしゃる方はチェックしてみて下さい。(Facebookを検索で浦川漁協と調べると情報を見ることが出来ます。)
シーズン本番に向けて。浦川漁協 の方にお話を伺った感想
漁協の方のお話を伺う限りでは、今年の6月は幸先の良いスタートを切れたのではないかと感じました。しかし、昨年、2020年は7月に大雨が降り、上流から流木が流れてきたりと川は大荒れだったようで、鮎釣りにとっては非常に悪いコンディションでした。スタートが良くてもまだまだ安心は出来ません。今年は大千瀬川、相川が良い状態で保たれるように適度に雨が降り、7月、8月もしっかりと釣果の上がる月となるといいなと思っています。そして、大千瀬川、相川に釣りに来て下さった方々が、また来たいと思える環境が続いて欲しいです。
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