浜松市天竜区佐久間町で「 ホタル鑑賞 」を楽しもう!【2021年版】

山いき活動

浜松市天竜区佐久間町では、6月に入ると ホタル鑑賞 を楽しむことを見ることができます。佐久間町の観光協会の方に教えて頂き、佐久間町内の半場という場所でゲンジボタルの鑑賞をしたので、その様子を紹介します。

ホタル鑑賞 の様子
佐久間町半場で撮影したゲンジボタル

ホタルについて少し調べたので、生態や、鑑賞に適した天候、また鑑賞時のマナーについてまとめておきます。

ホタルの生態や種類について

ホタルは熱帯地域や亜熱帯地域に多く生息しており、世界中で約2,000種類が知られています。日本には約40−50種類のホタルが生息しています。

ホタルというと夜に光って飛ぶ印象がありますが、約半数のホタルは昼に活動しているため、成虫になってからは光を出しません。また、ホテルの成虫はえさを食べないらしく、水分のみ摂るようです。幼虫の時に蓄えた栄養を使って行動しています。ホタルの寿命は約7日ー15日間程度と言われています。

光るホタルの代表として、日本にはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルがいます。

ゲンジボタルの成虫

ゲンジホタルは水質に敏感で、いつも水が流れている綺麗な川にしか生息しません。ゲンジボタルの幼虫は淡水に住む巻貝のカワニナしか食べないと言われています。

ヘイケボタルは、沼や田んぼなどの水が流れない水域に生活しています。ヘイケボタルの幼虫はカワニナ以外にも、淡水性の巻貝ならほとんど食べるようです。

ヒメボタルは主に、山林などの陸に住んでいます。ヒメボタルの幼虫は陸に生息する巻貝やカタツムリなどを食べて成長します。

3種類のホタルについて、表にまとめてみました。

体長 (mm)見れる時期生息地光る時間飛び方
ゲンジボタルメス20mm
オス15mm
6月中旬−7月中旬河川 
流水域に生息
約2秒曲線的
ヘイケボタルメス10mm
オス8mm
7月上旬−8月下旬池、田んぼ 
止水域に生息
約0.7秒直線的
ヒメボタルメス5mm
オス7mm
5月下旬−7月中旬山林 
陸に生息
メス約2秒 
オス約0.5秒
オスだけが飛べる

ホタル鑑賞 に適した気候や時間帯は?

ホタルの鑑賞には、雨の降っていない風の穏やかで、月あかりの少ない日が向いています。

ホタルは暗くなってから光を発しますので、佐久間町で鑑賞をする際には、19時30分ー21時00分ごろが見頃です。ホタルの鑑賞地には暗くなる前に到着して、目を慣らすようにすると良いと思います。

ホタル鑑賞 をするときの注意点!!

ホタルは光に敏感な生き物です。そのため、鑑賞をする際にはいくつかの注意点があります。

 ・懐中電灯やカメラのフラッシュをホタルに向けない。
 ・虫除けスプレーや蚊取り線香を使用しない。
 ・ホタルを捕獲しない。
 ・地域の方に配慮して大声を出さない。
 ・ゴミを出さない。
 ・草むらに立ち入ったり、川を汚したりしない

ホタルの生息する場所は光の少ない暗い場所であり、その暗闇があってこそホタルは光ります。ホタル達を守るためにも鑑賞時の注意点はしっかりと守り、鑑賞を楽しみましょう。

浜松市天竜区で ホタル鑑賞 の出来る場所

浜松市天竜区には、ホタル鑑賞の出来る場所がたくさんあると思いますが、その中で今回は天竜区にある「くんまホタルの里」をご紹介します。静岡新聞@Sでも紹介されていましたので、こちらも良かったら参考にしてみてください。

【2024年は開催中止】くんまホタルの里 ホタル観賞[浜松市天竜区]|アットエス
ホタルが飛び交うこの季節、ホタルの里で風流なひとときを。【ホタル生息数(参考)】例年約2000~3000匹※ホタルは大変デリケートな生物です。天候によって出現の…

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