浜松市天竜区佐久間町では、6月に入ると ホタル鑑賞 を楽しむことを見ることができます。佐久間町の観光協会の方に教えて頂き、佐久間町内の半場という場所でゲンジボタルの鑑賞をしたので、その様子を紹介します。
ホタルについて少し調べたので、生態や、鑑賞に適した天候、また鑑賞時のマナーについてまとめておきます。
ホタルの生態や種類について
ホタルは熱帯地域や亜熱帯地域に多く生息しており、世界中で約2,000種類が知られています。日本には約40−50種類のホタルが生息しています。
ホタルというと夜に光って飛ぶ印象がありますが、約半数のホタルは昼に活動しているため、成虫になってからは光を出しません。また、ホテルの成虫はえさを食べないらしく、水分のみ摂るようです。幼虫の時に蓄えた栄養を使って行動しています。ホタルの寿命は約7日ー15日間程度と言われています。
光るホタルの代表として、日本にはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルがいます。
ゲンジホタルは水質に敏感で、いつも水が流れている綺麗な川にしか生息しません。ゲンジボタルの幼虫は淡水に住む巻貝のカワニナしか食べないと言われています。
ヘイケボタルは、沼や田んぼなどの水が流れない水域に生活しています。ヘイケボタルの幼虫はカワニナ以外にも、淡水性の巻貝ならほとんど食べるようです。
ヒメボタルは主に、山林などの陸に住んでいます。ヒメボタルの幼虫は陸に生息する巻貝やカタツムリなどを食べて成長します。
3種類のホタルについて、表にまとめてみました。
体長 (mm) | 見れる時期 | 生息地 | 光る時間 | 飛び方 | |
ゲンジボタル | メス20mm オス15mm | 6月中旬−7月中旬 | 河川 流水域に生息 | 約2秒 | 曲線的 |
ヘイケボタル | メス10mm オス8mm | 7月上旬−8月下旬 | 池、田んぼ 止水域に生息 | 約0.7秒 | 直線的 |
ヒメボタル | メス5mm オス7mm | 5月下旬−7月中旬 | 山林 陸に生息 | メス約2秒 オス約0.5秒 | オスだけが飛べる |
ホタル鑑賞 に適した気候や時間帯は?
ホタルの鑑賞には、雨の降っていない風の穏やかで、月あかりの少ない日が向いています。
ホタルは暗くなってから光を発しますので、佐久間町で鑑賞をする際には、19時30分ー21時00分ごろが見頃です。ホタルの鑑賞地には暗くなる前に到着して、目を慣らすようにすると良いと思います。
ホタル鑑賞 をするときの注意点!!
ホタルは光に敏感な生き物です。そのため、鑑賞をする際にはいくつかの注意点があります。
・懐中電灯やカメラのフラッシュをホタルに向けない。 ・虫除けスプレーや蚊取り線香を使用しない。 ・ホタルを捕獲しない。 ・地域の方に配慮して大声を出さない。 ・ゴミを出さない。 ・草むらに立ち入ったり、川を汚したりしない
ホタルの生息する場所は光の少ない暗い場所であり、その暗闇があってこそホタルは光ります。ホタル達を守るためにも鑑賞時の注意点はしっかりと守り、鑑賞を楽しみましょう。
浜松市天竜区で ホタル鑑賞 の出来る場所
浜松市天竜区には、ホタル鑑賞の出来る場所がたくさんあると思いますが、その中で今回は天竜区にある「くんまホタルの里」をご紹介します。静岡新聞@Sでも紹介されていましたので、こちらも良かったら参考にしてみてください。
コメント