佐久間町浦川の夏の味覚!!「 鮎料理 」をご紹介

食事

鮎と歌舞伎の里として知られる天竜区佐久間町浦川地区では、大千瀬川や相川でとれた 鮎料理 を楽しむことができます。多くの鮎釣りファンを魅了する清流には、毎年多くの方が鮎釣りに訪れます。JR飯田線の浦川駅前には、歌舞伎と鮎が大きく描かれた看板もあります。

浦川駅前の看板

鮎ってどんな魚!?

鮎は日本で古来から愛されてきた魚で、夏を告げる旬の魚でもあります。鮎の身からはスイカのような甘い匂いが漂うために「香魚」と呼ばれることもあります。

奈良時代の末期(7世紀後半〜8世紀後半)に成立されたとする万葉集(日本最古の和歌集)にも鮎を題材にした歌が詠まれるなど、上品な香りと繊細な味わいや内蔵のほろ苦さが昔から日本人に好まれ、愛されています。

北海道から沖縄まで澄んだ清流に生息しており、1年で命を閉じることから鮎は「年魚」とも呼ばれます。産卵は秋に行われ、卵は二週間程で孵化し、海に下って成長した後に生まれた川に戻ってきて産卵を行い、儚い生涯を終えます。

鮎は濁った水中では生きられないため、鮎が棲むということは、ある面水の美しさのバロメーターにもなります。

大千瀬川

鮎料理 をご紹介!!

鮎料理 としては塩焼きが有名ですが、他にも鮎を使った料理は多くあります。そこで、鮎料理を紹介するために浦川地区にある割烹旅館おかめさんにご協力を頂き、鮎づくしのコース料理を作って頂きました。今回は数ある鮎料理の中から7品の鮎づくしのコース料理をご紹介します。

それでは1品1品紹介していきます。

先付け  小ぶりの鮎をぶつ切りにして酢で締めた料理です。

鮎の南蛮漬け  唐揚げした鮎を出汁を効かせた甘酸でつけた料理です。

鮎の田楽  焼いた鮎に味噌と砂糖で絡めた田楽をつけます。鮎の身と田楽の相性抜群でした。

鮎の塩焼き 絶品。あえて内臓を出さずに塩を振って焼いてありました。

鮎料理 の定番、塩焼き

鮎の唐揚げ  身がホクホクして丸ごと食べられます。蓮根を揚げたカゴに盛り付けてありました。

鮎のお刺身  身が引き締まっていてプリッとした食感が楽しめました。

鮎のお茶漬け 出汁が効いていて美味しかったです。

デザートの壺焼き芋 食感はねっとりとしていますが、後に引かない上品な甘味でした。

割烹旅館おかめの大将は鮎釣りもされる方で、鮎料理を紹介したいと伝えたところ大将がご自身で鮎を釣りに行って下さいました。

佐久間町浦川を代表する夏の味覚、鮎料理を紹介してみました。その地域の旬の味覚を味わうという贅沢な体験をしてみるのもいかがでしょうか。

鮎釣りに興味のある方はこちら

天竜区佐久間町浦川地区には漁協があり、鮎釣りをする方のために遊魚権の販売も行っています。2021年の鮎の放流量をまとめた記事もありますので、鮎釣りに興味のある方はこちらをご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました