浦川漁協の方と鮎の放流

山いき活動

5月の上旬に浜松市天竜区佐久間町の浦川(うらかわ)、上市場(かみいちば)、出馬(いずんま)地区で、浦川漁協の方々と一緒に鮎の稚魚を放流をしました。稚魚は1匹あたり10g程度なので、100キロ放流すると約10,000匹の稚魚を放流したことになります。

川には稚魚が鳥に食べられないように、鳥よけが張ってあります。特に注意しなければならないのが、川鵜(かわう)や鷺(さぎ)だそうです。鵜はくちばしが長くて水中にもぐり魚を捕えます。1羽ではなく数羽まとまって川に来て魚を狙うため、鳥よけ以外にも大きな音を出して、鳥を追払るようにしているそうです。

そもそも鮎ってどんな魚でしょうか?鮎について、少し調べてみました。

どんな魚?

鮎は北海道から九州まで日本中の河川の上・中流域、水のきれいな湖、ダム湖。岩場や小石や石の混ざり合うような場所に生息しているサケ科の魚です。清流に生息していることから、「清流の女王」と呼ばれることもあるそうです。キメの細かいウロコとスイカのような香りが特徴で、石が敷き詰められた河川の中流域から上流に生息しています。

鮎の釣り方は?

鮎にはナワバリに入ってきたほかの鮎を追い払うという独特の行動があります。友釣りとは、この鮎の習性を利用してエサでは無くオトリとなる鮎を使って、釣りを行う方法です。オトリの鮎を操作して鮎のいそうな場所へ送り込み、他の鮎がナワバリを守ろうと追いかけてきたところで針にかけて釣る方法です。

漁協の方が言うには、オトリ鮎に負担を掛けないようにすることが、たくさん釣るためには必要とのことです。また、オトリ鮎は活発に動く元気の良い鮎を使った方が釣れやすいそうです。

8~9mもある長い竿を使って離れた場所にいる鮎を釣るので、他の鮎がオトリを追ってくれるよう操作するのが腕の見せ所です。

鮎の食べ方は?

塩焼き 鮎料理の基本的な食べ方です。振り塩をしてすぐに焼きます。6、7月上旬のアユは骨が柔らかく皮も柔らかく丸ごとかぶりついても美味しく食べることができます。

天ぷら 小さめの鮎は天ぷらにしても美味しく食べることができます。水洗いしてから、開くか、頭部を落として揚げる方法があります。独特の風味がして非常に美味しいです。

生食 新鮮な若い鮎は、背ごし(内臓を取り、非常に薄い輪切りにする)にしても美味しく食べることができます。食感もよく、うま味も強いだけでなく、独特のスイカを思わせる匂いが食欲を引き立てます。

ムニエル 鮎を水洗いした後に、塩コショウで下味を付けます。小麦粉をまぶしてからフライパンでじっくりとソテーします。淡水魚の臭みがなく、脂ののりがよく美味しいです。

煮付け みりん・砂糖・たまりしょうゆなどで煮ても美味しく食べることができます。爽やかな甘味で素材の味が生きています。

あゆめし 素焼きにした鮎をしょうゆ味のご飯に炊き込んだものです。鮎の風味が生きていて美味しいです。

僕は鮎釣りをやったことがありませんが、せっかく佐久間町に住んでいるので挑戦してみようと思います。鮎釣りの解禁日は6月上旬とのことなので、早くも解禁日が楽しみです。

浜松市天竜区佐久間町の浦川で鮎釣りに挑戦してみませんか?

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